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日本人のための海外記事

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イスラム国リーダーを輸送中の米海軍ボートがイラン軍に拿捕される

Obama “Destroyed” After US Navy Boats Transporting Top ISIS Terror Leader Captured By Iran

ロシア国防省によると、オバマ政権の「対イラン戦略」は今回の事件によって完全に破綻したという。2週間前(2015/12/29)、イランのイスラム革命防衛隊所属の海軍特殊部隊が、バーレーンに展開するアメリカ軍第5艦隊から送られた、海軍遠征戦闘部隊(NECC)の「重装備な」戦略船を2隻拿捕した。この船には、イスラム国の「高位司令官」が乗っており、クエートを経由してシリア入りする予定であった。

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イラン海軍特殊部隊は現在、ロシア・イラク・イラン・シリアによってバグダッドに共同設置された情報統括センター(JIC)を通じて情報を得ている。今回の事件は、ロシア軍の空爆によって、12月25日にダマスカスで殺害されたイスラム国司令官ザハラン・アロウシ氏の後任司令官の輸送であったと見られている。さらに、イラン軍によりこれらの船が拿捕されたとき、アメリカ軍の空母ハリー・S・トルーマンが介入しようとしたため、イラン海軍は威嚇射撃をせざるを得ず、緊迫した状況になった。


BREAKING: IRAN LAUNCHES MISSILE NEAR U.S. CARRIER

 事件の指揮を執った、イランのイスラム革命防衛隊所属の海軍少将アリ・ファダビ氏によると、不審船を拿捕する際に、アメリカ軍の空母ハリー・S・トルーマンが「不可解な動き」をしたため、それに対処する為に海軍の警戒レベルを引き上げ、また警告せざるを得なかったという。「我々は敵対的な行動があった場合に備えて、沿岸対艦ミサイルの発射準備もしていた」

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アリ・ファダビ少将

 少将はイスラム国司令官と米海軍兵士をファルシ島に連行すると、ただちに欧米担当外務次官マジード・タカド・ルワンジ氏に連絡を取った。

ルワンジ外務次官は以前から水面下で米国国務副長官のウェンディ・シェルマン氏と囚人交換の件で交渉中であり、今事件によりオバマ政権は囚人交換に同意しなければならなくなった。これには米国で投獄されている7名の囚人の即時釈放と、米国からイランへの武器密輸容疑において身柄の引渡しを求められているイラン人14名の追求をやめることが含まれていた。

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ウェンディ・シェルマン国務副長官

またイラン側はその見返りとして、4名の二重国籍(アメリカ・イラン)を持つ囚人の釈放を行った。そのうち2名はアメリカ中央情報局(CIA)の重要なスパイであるノスラトーラ・コスラビ氏とマット・トレビック氏である。なかでも重要人物であるノスラトーラ・コスラビ氏の釈放は他の3名とは別に行われた。

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アメリカ側に釈放された人々

今回のイスラム国司令官を米軍が輸送途中に拿捕され、その後両国間の囚人交換に至るという一連の動きをイランが静かに運んだことの背景として、オバマ米大統領が1月15日に数十年続いていたイランへの航空機の販売・修理などに関する制裁を解除したこと、さらにその1日前には、国連にて包括的共同作業計画(JCPOA)に則って課されていたイランへの制裁が解除され、それによりイランは欧州連合(EU)に向けて数十億ドル分のエアバス航空機を発注したというタイミングがあったからである。

これらの分析によって、いかにアメリカの主流メディアが事実を歪曲、または捏造して伝えているのかがわかるのではないだろうか。まずは、事件の起こった日付の改ざん、12月29日に発生したものを1月12日と伝え、さらには事件全容の隠蔽、すなわち2隻の戦略船はGPSの故障によって遭難したという発表を行い、この船と米海軍空母ハリー・S・トルーマンに対するイラン海軍の威嚇射撃事件との関連が全く伝えられていない点である。

 

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