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サウジアラビア政府、アルカイダ支援を認める

Spokesman Admits Saudi Arabia’s Multi-Billion-Dollar Aid to Al-Qaeda | Veterans Today

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FNAテヘランによると、サウジアラビア内務省報道官マンスール・アルトゥルキィ氏は、火曜日(2016年2月2日)に行われたBBCのインタビューに対し、サウジアラビア政府はアルカイダを財政的に支援するため、巨額の資金慈善募金と偽って集金していたことを認めた。

「政府は、貧民のための募金であるとしていたが、実際にはアフガニスタンアルカイダテロリストを財政的に支援するためのものであった」とアルトゥルキィ氏が述べた。

中東地域専門家の間では、アルカイダサウジアラビアによって作られた事は共通の認識となっている。

ニューヨーク・タイムズによると、米国で終身刑判決を受けているアルカイダテロリスト、ザカリアス・ムサウイ氏が「1990年代にテロリストのネットワークは、サウジアラビア王室の支援を受けて活動していた」と証言したという。

 ムサウイ氏が、昨年、ニューヨークの米連邦裁判所の判事に宛てた手紙には、テロ組織を支援していた王室の人物として、前総合情報庁長官・前駐米サウジアラビア大使バンダル・ビン・スルタン王子、アルワリード・ビン・タラール王子などが主な資金提供者であったと書かれていたという。

ムサウイ氏は当時、組織内で資金提供者の電子リストを作る担当者であり、このリストを見て、オサマ・ビン・ラディン氏は組織への貢献者を確認していたという。また彼は、米国のサウジアラビア大使館の人物と米大統領専用機「エアフォース・ワン」をスティンガーミサイルで撃墜する計画を立てていたと述べた。

また2013年に、駐ヨルダン・シリア大使バハジャット・スレイマン氏は、バンダル・ビン・スルタン王子こそ、「アルカイダの本当の首領であり、シリア内のイスラム国創設者である」と述べていた。