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ドナルド・トランプ氏「9.11事件にサウジアラビアが関与していた」

Donald Trump Questions Government's Official Narrative on 9/11

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2016年2月18日

イラク戦争は「大きな過ち」であったと主張するドナルド・トランプ氏は、水曜日(2月17日)の午前、サウスカロライナ州ブラフトンでの遊説で以下のように発言した。

世界貿易センタービルを崩壊させたのは、イラク人ではなかった。にもかかわらず、我々はイラクで多くの人々を殺してしまった。9.11について、未だに極秘とされている文書がある。それによって、本当は誰が世界貿易センタービルを破壊したのかがわかるだろう。そして、おそらく、サウジアラビアが関与していた事が判明するだろう」

9.11事件についての公式発表では、テロに関与した19人の内、15人がサウジアラビア国籍であったにも拘らず、サウジアラビア政府の関与については一切語られる事はなかった。事件後、9.11調査委員会によって提出された報告書の中で、国家安全保障上の理由として、28ページ分の文書が非公開とされた。この文書の存在が9.11事件に関して様々な論争を生んできたのである。

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ニューヨーカーに掲載された、ローレンス・ライト氏の記事では、特に上記の「28ページ」についての強調がされている。以下、同記事より。

「そこ(28ページ内)には、安全保障に関する問題は何もなかった」と非公開文書を閲覧したノースカロライナ州共和党議員ウォルター・ジョーンズ氏が述べた。

「その(文書の)内容は、ブッシュ政権とサウジアラビアとのつながりを示すものである」ステファン・リンチ氏(マサチューセッツ民主党議員)は、その文書には、サウジアラビアが、9.11事件に関与したという確たる証拠があったという。リンチ氏は続けて「9.11調査委員会の報告書からは完全に取り除かれてしまった事件の真相を、この(28ページの)文書は示している」と述べた。また、文書を読んだ別の議員は、この事件に、サウジアラビア内の王室が直接関与したのか、あるいはそれよりも下位のレベルなのか、そういった疑問が浮かんできたという。

実に長い時間が経過したが、アメリカや世界の人々は、この28ページの非公開文書の公表によって、9.11の真相を知る事になるのだろうか。