アメリカ、低い失業率にもかかわらず、フードスタンプ受給者が過去最多に近いのはなぜか?
Food Stamp Users Near Record High Despite Low Unemployment Rate | MRCTV
2016年2月29日
アメリカ合衆国は、ここ8年間で最も低い失業率(2016年1月、4.9%)にも関わらず、フードスタンプ(低所得者向け食料費補助)受給者数が過去最多(2013年4763万人)に近くなっている。
これは、失業率計算における全労働人口に含まれない人々がいる為であるという。
今年1月に出された労働統計局の報告書によると、約9400万人が労働人口に含まれていないという。しかし、補助的栄養支援プログラムSNAP(フードスタンプ)を受けている人々は2011年から、4600万人前後で推移しているのである。
2016年2月現在、フードスタンプ受給者は約4580万人となっている。
ブルームバーグビジネスによると、2008年では失業率が5%であったにも関わらず、フードスタンプ受給者は2800万人となっていた。
ヘリテージ財団研究員ロバート・レクター氏は「明らかな事は、労働者人口から省かれている人口があるということです。2008年の労働人口統計では含まれていた人々が、現在ではフードスタンプ受給者となっています」と述べた。