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シリアからロシア軍撤収にアメリカ困惑

Obama Regime “In Shock” After Putin Wins Syrian War, Orders Forces To Leave

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2016年3月15日

先日(14日)プーチン露大統領がシリア和平交渉の成立をもって、シリアからの空挺部隊撤収を決断した事に関して、アメリカ・オバマ政権は驚きを隠せない様子であるという。

2015年9月15日、シリア政権転覆を図るアメリカ・サウジアラビアに援助された反政府武装集団の攻撃にさらされたシリア政府の要請を受けて、ロシア・プーチン大統領は24年ぶりに国外へ部隊を派遣した。

 ロシア空軍による6ヶ月間の空爆によって、アメリカ・サウジが支援する反政府武装集団は大きな打撃を受け、シリア・ハマ県に残兵が集結する状態となり、和平交渉が開始された。これをもって、ロシア軍はシリアから部隊を撤収するに至った。

また、この動きに関して、正式にはまだ発表されてはいないが、以下のような領土分割および併合案が、シリア・イラク両政府の間で合意に至ったのではないかとの情報がある。「トルコと国境を接するシリア・イラクにまたがる地域にクルド人の国家を樹立する。スンニ派がシリア東部およびイラク西部を支配し、シーア派が現在のイラク東部に新たに国家を樹立する」というものである。

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またプーチン大統領は、アメリカ・オバマ政権によるシリアへの再びの干渉を防ぐため、シリア防空用にロシア軍のS-400防空システムを現地に待機させている。加えて、シリア・ラタキアの空軍基地とタルトゥースの基地には戦力を維持したままにするという。

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