日本人のための海外記事

海外記事を翻訳しています

ペトロダラーの終焉か、イラン原油決済をユーロ払いで

Iran Just Stuck a Major Blow Against the US Dollar

f:id:news4JP:20160209145142j:plain

いくつかの経済制裁解除にもかかわらず、イラン政府は原油決済通貨に関する重要な変更を発表した。この決定は、米国の通貨「ドル」に対して大きな打撃となりそうだ。

イラン政府は、今後の原油決済及びこれまでの未払い分の決済を、ドルではなく、ユーロで行う事を発表した。

ロイター通信によると、イラン国営石油(NIOC)の公式説明では、決済通貨の変更は、フランスのトタル、ロシアのルクオイル、スペインのカンパニーア・エスパニョーラ・デ・ペトローレオス(CESPA)との新たな取引間に適用されるという。

イラン国営石油は「今後、我々の顧客は、決済をユーロで行っていただき、輸送時の対ドル為替レートで計算する」との説明を行った。

さらに、イラン政府はインドを含む、現在貿易を行っている国々に対し、今後の支払いはドルではなく、ユーロで行ってほしいと通達した。

当局筋によると、イラン政府は政治的な理由から、貿易決済をドルからユーロに切り替えたが、この政策は経済制裁の期間に考えられたものであると指摘する。

イラン・イスラム共和国中央銀行(CBI)・国際業務長官のフセインヤコービ・ミアブ氏は「決済通貨の変更は、インドとの貿易で行われており、すでに65億ドル分のユーロ決済を受領している」との声明を出した。

インド政府は現在、イランへのユーロ決済業務システムの構築を、国内のUCO銀行とインド産業開発銀行(IDIB)を通じて行っている。

イラン政府のこの新たな政策は、国際準備通貨としてのドルを持つ、アメリカの独占的な地位を脅かすことになり、また同時に唯一の超大国として君臨してきた同国の勢いに、陰りが見えてきたことを示しているのかもしれない。

広告を非表示にする