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アメリカ軍、トルコに報復攻撃。12名の米海兵隊員殺害に対し

US Launches Massive Retaliation Against Turkey For Killing 12 American Marines

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2016年2月11日

ロシア国防省によると、昨日(2月10日)アメリカ軍は、ロシア航空宇宙防衛軍に対し、レバント紛争地帯内の目標地点へ「爆撃」を行う予定であり、それまでにシリアの都市アレッポ空域を通過するため、同地域内で作戦を行っているロシア軍に許可を求めてきたという。許可を得た後、その地域へと向かった米爆撃機は、少なくとも7棟の指揮統制センターを完全に破壊した。このセンター群は、トルコ国家情報機構(MIT)が、シリア内で反政府戦闘を行っているテロ組織アル・ヌスラ戦線(米オバマ政権アル・ヌスラへの支援を停止している)を援助する為に設立したものであったという。

 アレッポが位置するシリア北東部地域は、昨年11月24日、トルコによるロシア機撃墜後に、ロシア軍によって同地域内の制空権掌握が強められている。

今回の米軍によるトルコへの報復爆撃の起因となったのは、1月14日にトルコ空軍戦闘機が米海兵隊のヘリコプター2機を撃墜し、搭乗員12名を殺害したことにある。この海兵隊ヘリコプターは、イスラム国と戦うクルド人(トルコは彼らをテロ組織としている)戦闘員を支援する為、現地に向かっていたものである。

ロシア軍によると、今回の米軍による爆撃は、トルコ内に所在するインシルリク米空軍基地(IAB)から2機の米空軍A-10(イボイノシシ)爆撃機が離陸し、シリア国境の北方向へ進路をとっている事を捕捉し、カタールのアル・ウデイド空軍基地にある合同航空司令部(CAOC)確認連絡を入れたことにより明らかになった事だという。

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合同航空司令部(CAOC)より、A-10爆撃機は「報復作戦」を行う為に向かったと伝えられたロシア軍の司令官は、この爆撃がロシア軍に対する攻撃ではないという、オバマ政権による公式発表を求めた。このことを受け、20分後にイラクバグダッドにて、対イスラム「生来の決意作戦」合同任務部隊(CJTF-OIR)の報道官、米軍スティーヴ・ワレン大佐によって「現在米軍は、シリア・アサド政権軍やロシア軍のアレッポ強襲行動に介入するいかなる計画もない。また、アレッポ周辺や状況は厳しさを増してきているが、引き続きイスラム国打倒に集中していく」との声明が出された。

 ロシア軍に対する「攻撃の意図」が無いことが確認された後、ただちに米空軍に対し空域通過許可が与えられ、A-10爆撃機は「トルコに対する報復作戦」遂行の為、現地へと向かった。

上記のような経緯がありながら、A-10爆撃機が作戦を終え、トルコ領内の米空軍基地に戻った直後に、バグダッドのワレン大佐は「ロシア空軍がたった今、アレッポにある病院2棟を爆撃した」との声明を出したのだった。これに対し、翌日、ロシア国防省報道官イゴール・コナシェンコフ氏は「昨日、モスクワ時間13:55(10:55GMT)に2機の米軍A-10爆撃機が、トルコからシリアの空域に入り、アレッポへ右辺より侵入、そこで爆撃を行った」との声明を発表した。

さらに、コナシェンコフ報道官は、米軍のワレン大佐が、ロシア軍による病院爆撃に関して、その位置座標や爆撃時間、その他の情報を「一切何も出していない」ことを強調した。

 続けて報道官は「昨日、アレッポで爆撃を行ったロシア機はなく、最も近くで爆撃を行っていた爆撃機でも、アレッポから20Km 以上離れた場所にいた」とし、「正直なところ、我々には昨日米軍の爆撃によって破壊された9棟の建物が何であるかを調査する時間がなく、今後明らかにしていきたいと考えている」と国際報道陣に対して語った。

 

 

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